筋トレの頻度は週何回が適切か、毎日やってはいけない理由とともに解説します。なお、競技選手や上級者ではなく、あくまでも初心者~中級者むけの解説です。
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■筋トレと超回復理論
●全ての基本となる理論
「超回復」とは、筋肉の持つ能力のことで、筋トレなど強い負荷を受けた筋肉が、その筋繊維破壊から「より強くなって回復する」能力です。
これは、筋肥大筋トレで鍛える対象となる瞬発筋(白筋)でも、ダイエット目的の筋トレ対象となる持久筋(赤筋)でも同じです。
筋トレで筋肉を鍛えると、瞬発筋は「より強く太く超回復する」特性があり、持久筋は「より強く引き締まって超回復」特性があります。
すなわち、筋トレという行為は「意図的に超回復を引き起こす行為」と言いかえることができるのです。
■筋肉部位による超回復速度
●その速度は大きな瞬発筋>小さな瞬発筋>持久筋
筋肉の超回復にかかる時間は、その筋肉部位と筋繊維の種類(瞬発筋か持久筋か)で異なります。
大腿筋群や背筋群などの大きな筋肉のなかでも瞬発筋は超回復にかかる時間が最も長く、完全回復には少なくとも72時間が必要です。
次に超回復にかかる時間が長いのが、大胸筋や上腕筋群などの小さな筋肉の瞬発筋で、最低でも48時間の時間が必要となります。
最も超回復速度が速いのが各筋肉部位のなかの持久筋および前腕筋群・腹筋群・下腿三頭筋(ふくらはぎ)で、その超回復時間は最短で24時間です。
ただし、これらの超回復時間は、10~20代の男性が、栄養補給や休養を完璧に行った場合の数値であり、女性や30代以降の男性、栄養学や休息方法を把握しきれていない初心者~中級者の場合は、例示した時間よりさらに多くの超回復期間が必要となります。
ですので、毎日全身を筋トレ…というのは、あまりに非科学的なのです。
なお、ダイエット目的の低負荷トレーニングを部位分割法で行う場合は、この限りではありません。
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■最適な筋トレの頻度
●週に2~3回+アルファ
これらのことから、初心者~中級者の方は週に2~3回の頻度で、それぞれに鍛える場所を変えて筋トレをしていくのが最適です。具体的には以下のようになります。
○週二回の筋トレ
一日目:上半身の押す筋肉群+下半身
二日目:上半身の引く筋肉群+腹筋群
○週三回の筋トレ
一日目:上半身の押す筋肉群
二日目:下半身+腹筋群
三日目:上半身の引く筋肉群
※上半身の押す筋肉群=大胸筋・三角筋・上腕三頭筋
※上半身の引く筋肉群=広背筋・僧帽筋・上腕二頭筋
※下半身の筋肉群=大腿四頭筋・大腿二頭筋・下腿三頭筋
なお、腹筋群・前腕筋群・下腿三頭筋に関しては超回復が早いので、筋肉痛の有無を目安に判断し、各筋トレ日にプラスアルファでセットを追加しても問題ありません。
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