【過酸化水素水】水素水との違いやその効能効果・作り方使い方



    酸化水素水(Hydrogen peroxide)は水分子に過剰な酸素Oが結合した過酸化水素の水溶液でオキシドールの一般名で知られています。対象により強力な酸化剤または還元剤として働き、殺菌剤や漂白剤として広く利用されています。

    ■過酸化水素水と水素水の違い


    ●水素水は基盤洗浄などに使われる工業精製品




    水素水は、水素がごく僅か水に溶ける性質を利用して作られる水素ガスの水溶液です。工業用水素水は超純水(不純物の極めて少ない水)を元にして生成され、半導体および液晶の洗浄に用いられています。

    近年では「水素水」と銘打った商品が高額で流通していますが、2016年5月現在において、国立健康栄養研究所はその人体への有効性に関して「信頼できる十分なデータが見当たらない」との見解を示しています。

    一方の過酸化水素水は工業用、家庭用に広く使用されており、 工業用としては古くから製紙過程のパルプ漂白や廃水処理に利用され、近年では半導体の洗浄などに使用されています。特に、漂白分野では塩素系漂白剤と違い、最終的には無害な水と酸素になる過酸化水素水は、環境に優しい漂白剤としてシェアを拡大しています。

    過酸化水素水は消毒や漂白の効果効能がある




    また、家庭用としては外用消毒剤として利用されており、オキシドールという日本薬局方名で呼ばれるか、オキシフルという商品名で流通しています。このほかにも、衣料品のシミ抜き剤としても重宝されています。

    なお、過酸化水素は「消防法第2条第7項」によって「危険物第6類(酸化性液体)」に指定されているほか、濃度6%を超える水溶液は「毒物及び劇物取締法」によって劇物指定を受けています。

    ■過酸化水素水によるシミ抜き




    ●用意するものと作り方


    ・過酸化水素水
    ・アンモニア水
    ・霧吹き容器

    水で二倍に希釈した過酸化水素水を霧吹き容器に入れ、そこにアンモニア水を数滴たらします。

    ●使用方法


    洗濯後の濡れた状態の衣料品のシミ汚れとなっている部分に、上で作った水溶液をスプレーしてください。その後、そのまま自然乾燥をさせ、シミ汚れと生地の状態を確認してください。この行程をシミ汚れが目立たなくなるまで何度か繰り返しましょう。

    ●注意点


    シミ抜きの前に必ず衣料品の目立たない部分で試してください。また、生地の傷みが心配な場合は過酸化水素水を三倍に薄めることを推奨します。

    なお、この漂白剤は作り置きができませんので、使用する分だけをその度ごとに配合するようにしましょう。

    ●入手方法


    過酸化水素水およびアンモニア水は、一般のドラッグストア等で購入可能です。僻地等で入手が困難な場合は、通販でも購入可能です。