【睡蓮の種類と育て方】メダカと一緒にビオトープも作れる



    睡蓮(スイレン)は情緒豊かな水生植物として古くから日本でも栽培されているだけでなく、巨匠モネの絵画でも知られるように、海外でもその優美な花を愛でる人たちが数多くいます。

    また、近年では、モネが生涯夢見た「青い睡蓮」がアフリカ大陸で見つかり、たくさんの熱帯スイレンの品種が開発され、一般にも流通するようになりました。

    ■睡蓮とはどんな植物?


    ●温帯スイレンと熱帯スイレンがある




    スイレン(学名:Nymphaea属)は、スイレン科に属する水生の多年草で、大きくは温帯スイレンと熱帯スイレンにわけられます。

    日本にはヒツジグサ1種のみが分布しており、日本各地の池沼に広く自生しています。その可憐な花を未の刻ごろに咲かせる事が名前の由来とされています。

    ○温帯スイレン



    温帯スイレンは世界の温帯域に広く分布しており、日本が温帯域であることから栽培に気候が適していることもあり、古くから栽培されてきました。赤~白の色素を持ち、青い色素がないことから、以前は「幻の青い睡蓮」が品種作出家の夢でした。なお、冬期は落葉し、地下茎のみで越冬します。

    例年、四月下旬頃から苗が流通しはじめ、秋遅くまで花を咲かせ続けます。なお、苗つけ一年目でも開花は見られますが、二年目以降に本格的に開花を続けます。

    ○熱帯スイレン



    主に東南アジアとアフリカに分布している熱帯性のスイレンです。東南アジア地域のものは「タイニムファ」の別名で古くから知られていますが、黄色の花色がありますが、温帯スイレンと同様に青い色素は持ちません。

    近年になり急速に栽培数が増加しているのがアフリカ大陸産の熱帯スイレンで、青い花をつけることから大変人気があります。

    高温下でしか開花しないため、日本での開花期は6~10月に限定されます。また、寒さに弱いため、冬期は地下茎を掘り上げて室内で保管する必要があります。なお、アフリカ産の熱帯スイレンは「むかご」をつけるので、むかごを収穫し次の初夏に植えつけます。

    ■スイレンの育て方


    ●冬期以外は温帯産も熱帯産も同じ


    スイレンは基本的に頑強な植物で、十分な土があり水さえ切らさなければ、ほぼメンテナンスフリーで育ちます。温帯産と熱帯産の育て方の違いは、前述した冬期の管理方法だけです。

    ●容器は陶器製を使いたい




    スイレンを植えつける容器は、極端に言えば水がためられるものならば何でもかまいません。ただし、根の張りが強く、プラスチック製容器などは割れてしまうことも少なくありません。

    見栄えの点からも陶器製の容器を選びたいものです。スイレンは大きく育ちます。考えているよりワンサイズ大きな容器を選ぶのがコツです。

    ●用土の作り方・敷き方





    スイレンは肥えた土を好みます。ですので、鉢に敷く用土の下半分は腐葉土を敷きます。次に腐葉土が浮き上がるのを押さえるために赤玉土を敷き、さらに川砂で用土全体を覆うと見栄えもよいでしょう。

    土作りが手間だなという方は、市販の水生植物の用土も便利です。

    ●メダカと一緒にビオトープも


    (めだか)黒メダカ/黒めだか(12匹)
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    スイレン栽培での隠れた難点がボウフラの発生です。それを防ぐためにはなんといってもメダカと一緒に栽培するのがおすすめです。

    大きめの容器にたくさんの水を入れ、メダカを放すと、涼しげな自分だけのビオトープが楽しめます。

    なお、メダカは地域ごとに遺伝子型が異なります。購入などで入手した個体を地元の水系に放すのは「遺伝子撹乱行為」になりますので、必ず最後まで飼いきるようにしましょう。

    ■通販で入手できるスイレン紹介


    ●温帯産も純血種がおすすめ





    季節になると、温帯スイレンはホームセンターなどでも入手できますが、それらの多くは「葉が大きく花が小さい雑種」ですので、できれば血統のしっかりしたものを入手したいものです。




    白以外に赤い花色も素敵ですね。




    スイレン苗、鉢、メダカがセットになった便利なものもあります。

    ●熱帯スイレンにチャレンジ





    冬期の管理以外は非常に栽培も容易なので、ぜひ熱帯スイレンの栽培にもチャレンジしてみてください。おすすめは青いスイレンです。夏の終わりにはたくさんのむかごをつけますので翌年も楽しめます。

    スイレン 黄色
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    黄色のタイニムファも可愛いですね。

    それでは、素敵なスイレンライフを!