全身(胸・背中・肩・腕・腹・手足・顔)の筋肉をその部位名称別に図解し作用を解説するとともに、後半ではそれぞれの筋肉のCG画像と筋肉を鍛えるのに有効な筋トレ方法をご紹介します。
■目次
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■胸の筋肉の名称と図解
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■背中の筋肉の名称と図解
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■肩の筋肉の名称と図解
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■上腕の筋肉の名称と図解
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■前腕の筋肉の名称と図解
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■腹の筋肉の名称と図解
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■尻の筋肉の名称と図解
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■股関節の筋肉の名称と図解
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■大腿の筋肉の名称と図解
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■下腿の筋肉の名称と図解
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■手指の筋肉の名称と図解
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■顔の筋肉の名称と図解
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■首の筋肉の名称と図解
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■足の筋肉の名称と図解
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■筋肉の種類と骨格筋の種類
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■体幹インナーマッスル
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●大胸筋のトレーニング方法
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●三角筋のトレーニング方法
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●背筋のトレーニング方法
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●上腕のトレーニング方法
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●腹筋のトレーニング方法
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●下半身のトレーニング方法
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下半身の筋トレ方法|太腿引き締め筋トレ
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■胸の筋肉の名称と図解
大胸筋(だいきょうきん)|Pectoralis major muscle
読みかた:だいきょうきん
英語名称:pectoralis major muscle
部位詳細:
上部|中部(内側)|下部
起始:
鎖骨の内側|胸骨前面第2~第6肋軟骨|腹直筋鞘前葉
停止:上腕骨大結節稜
大胸筋は体幹前面に位置する筋肉で、上部・下部・内側に分けられます。上部は腕を斜め上に、下部は腕を斜め下に、内側は腕を前方で腕を閉じながら押し出すときに主として働きます。
小胸筋(しょうきょうきん)|Pectoralis minor muscle
小胸筋は大胸筋の深層に位置しており、僧帽筋の拮抗筋として肩甲骨を前方下方に引き下ろすように働きます。
前鋸筋(ぜんきょきん)|Serratus anterior
前鋸筋は大胸筋側面の肋骨に沿って位置しており、肋骨を上方に引き上げる働きをします。
なお、大胸筋・小胸筋・前鋸筋を鍛える筋力トレーニングとしては、
バーベルベンチプレス、
ダンベルプレス、
ダンベルフライ、
腕立て伏せなどが知られています。
また、胸部にはこのほかにも、外肋間筋、内肋間筋、肋下筋、長肋骨挙筋、短肋骨挙筋、胸横筋などの筋肉があります。
▼胸部筋肉の詳細
【胸部筋肉の名前と働き】大胸筋・小胸筋・前鋸筋のほか全ての周辺筋をご紹介
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■背中の筋肉の名称と図解
広背筋(こうはいきん)|Latissimus dorsi
読みかた:こうはいきん
英語名称:latissimus dorsi muscle
部位詳細:
上部|下部
起始:
下位第6胸椎~第5腰椎の棘突起・肩甲骨下角第9~12肋骨|正中仙骨稜・腸骨稜後方
停止:上腕骨小結節稜
広背筋は背面上側部から腰にかけて位置する上半身で最も大きな筋肉です。腕を上方から下方に引いたり、僧帽筋と共働して腕を前方から後方に引く働きをします。
僧帽筋(そうぼうきん)|Trapezius muscle
読みかた:そうぼうきん
英語名称:trapezius muscle
部位詳細:
上部|中部|下部
起始:
後頭骨上項線・外後頭隆起・頚椎棘突起|第7頚椎・第1~3胸椎棘突起|第4~12胸椎棘突起
停止:肩甲棘・肩峰
僧帽筋は首の後から腰にかけて位置しており、腕を前方から後方に引いたり、下方から上方に引いたり、肩甲骨を引き寄せたりする働きがあります。
菱形筋|Musculus rhomboidei
菱形筋は脊椎から肩甲骨にかけて位置する筋肉で、肩甲骨を引く作用があります。
脊柱起立筋|musculus erector spinae
腸肋筋(ちょうろくきん)|Iliocostalis muscle
最長筋(さいちょうきん)|Longissimus muscle
多裂筋(たれつきん)|Multifidus
読みかた:せきちゅうきりつきん
英語名称:erector spinae muscle
部位詳細:
腸肋筋|最長筋|棘筋
長背筋群=脊柱起立筋+多裂筋+回旋筋など
脊柱起立背筋は脊柱を伸展させる働きのほかに、脊柱を起立させ姿勢を維持する働きがあります。脊柱起立筋は脊柱沿いの筋肉群である長背筋群のなかでも最大の筋肉群です。
背筋群を鍛える主な筋力トレーニングとしては、
懸垂、
デッドリフト、
ラットマシンプルダウン、
ショルダーシュラッグ、
ダンベルローイング、
ケーブルローイングなどが知られています。
また、背部にはこのほかにも、肩甲挙筋、棘肋筋、上後鋸筋、下後鋸筋、頭板状筋、頸板状筋、胸棘筋、頸棘筋、頭棘筋、半棘筋、多裂筋、回旋筋、短背筋、後頭下筋などの筋肉があります。
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■肩の筋肉の名称と図解
三角筋(さんかくきん)|Deltoid
読みかた:さんかくきん
英語名称:deltoid muscle
部位詳細:
前部|中部(側部)|後部
起始:
鎖骨外側前縁|肩甲骨肩峰|肩甲骨肩甲棘
停止:上腕骨三角筋粗面
三角筋は上腕最上部に位置し、上腕と体幹をつないでいる筋肉です。前部・側部・後部に分けられ、それぞれ、腕を前に上げる、腕を横に上げる、腕を後ろに上げる働きがあります。
三角筋を鍛える筋力トレーニングとしては、
バーベルショルダープレス、
ダンベルショルダープレス、
サイドレイズなどが知られています。
棘上筋(きょくじょうきん)|Supraspinatus
棘下筋(きょっかきん)|Infraspinatus
小円筋(しょうえんきん)|Teres minor muscle
肩甲下筋(けんこうかきん)|Subscapularis
読みかた:かいせんきんけんばん
英語名称:rotator cuff
部位詳細:
肩甲下筋|棘下筋|棘上筋|小円筋
※これらの筋肉群を総称してローテーターカフと呼び、
肩甲骨周辺の体幹トレーニングで鍛えることができます。
棘上筋・棘下筋・小円筋は肩甲骨後面と上腕骨に接合しており、これらの拮抗筋である肩甲下筋は肩甲骨前面と上腕骨に接合しています。ローテーターカフは球関節である肩関節の複雑な動き(回内・回外・内旋・外旋・内転・外転)をつかさどっています。
大円筋|Musculus teres major
大円筋は肩関節を伸展・内転・内旋させる作用があり、回旋筋腱板・ローテーターカフと共働します。
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■上腕の筋肉の名称と図解
上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)|Biceps
読みかた:じょうわんにとうきん
英語名称:biceps
部位詳細:
長頭|短頭
起始:
肩甲骨関節上結節|肩甲骨烏口突起先端
停止:橈骨粗面
上腕二頭筋は上腕部前面に位置しており、肘関節の屈曲と前腕の回外をつかさどっています。長頭と短頭の二つの部位に分けられ、短頭は前腕の回外に、長頭は肘関節の屈曲に強く関わります。
上腕二頭筋を鍛える筋力トレーニングとしては、
バーベルカール、
ダンベルカール、
ダンベルコンセントレーションカール、
ケーブルカールなどが知られています。
上腕筋(じょうわんきん)|Brachialis
上腕筋は肘関節屈曲の作用があります。半羽状筋と呼ばれる収縮率の高い筋繊維構造をしているため、腕力に大きく関わっています。
上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)|Triceps
読みかた:じょうわんさんとうきん
英語名称:triceps
部位詳細:
長頭|外側頭|内側頭
起始:
肩甲骨関節下結節|上腕骨後面|上腕骨後面
停止:尺骨肘頭
上腕三頭筋は前腕後面に位置しており、肘関節の伸展と上腕の回内をつかさどっています。長頭・短頭(外側頭・内側頭)の三部位に分けられ、唯一肩甲骨と接合する長頭は上腕の内転にも強く関わります。また、短頭は肘関節の伸展の主働筋として働きます。
上腕三頭筋を鍛える筋力トレーニングとしては、
ナローグリップベンチプレス、
ダンベルトライセップスプレス、
プレスダウンなどが知られています。
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■前腕の筋肉の名称と図解
前腕筋群(ぜんわんきんぐん)|Forearm muscle
前腕部には20近い筋肉が集まり前腕筋群を形成しています。その筋肉には、円回内筋、橈側手根屈筋、長掌筋、尺側手根屈筋、浅指屈筋、深指屈筋、長母指屈筋、方形回内筋、腕橈骨筋、長橈側手根伸筋、短橈側手根伸筋、回外筋、尺側手根伸筋、総指伸筋、小指伸筋、示指伸筋、長母指伸筋、短母指伸筋、長母指外転筋があり、手首から先の複雑な動きをつかさどっています。
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■腹の筋肉の名称と図解
読みかた:ふっきんぐん
英語名称:abdominal muscles
部位詳細:
腹直筋|外腹斜筋|内腹斜筋|腹横筋
起始:
恥骨稜・恥骨結合・恥骨結節|第5~12肋骨外面|胸腰筋膜深葉・上前腸骨棘・鼡径靭帯・腸骨稜|第7~12肋軟骨内面・鼡頚靭帯・上前腸骨棘
停止:
剣状突起・第5~7肋軟骨外面|鼡径靭帯・腹直筋鞘前葉・腸骨稜外唇|第10~12肋骨下縁・腹直筋鞘・精巣挙筋|剣状突起・白線・恥骨
腹直筋(ふくちょっきん)|Rectus abdominis muscle
外腹斜筋(がいふくしゃきん)|External oblique muscle
内腹斜筋(ないふくしゃきん)|Internal oblique muscle
腹横筋(ふくおうきん)|Transversus abdominis
腹筋群は四つの筋肉が折り重なる四層構造をしており、表層から順に腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋となります。腹直筋は体幹を屈曲させる働きがあり、外腹斜筋・内腹斜筋は体幹の捻り動作をつかさどっています。また、腹横筋は腹圧を保つ働きがあるほか呼吸にも深く関わっています。
これら腹筋群を鍛える筋力トレーニングとしては、
クランチ、
レッグレイズ、
ジャックナイフなどが知られています。
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■尻の筋肉の名称と図解
読みかた:でんきんぐん
英語名称:gluteus muscles
部位詳細:
大臀筋|中臀筋|小臀筋
起始:
腸骨稜・腸骨翼|腸骨翼殿筋面・腸骨稜|腸骨翼
停止:
大腿筋膜外側部・大腿骨粗面|大腿骨大転子尖端|大腿骨大転子前面
大臀筋(だいでんきん)|Gluteus maximus
中臀筋(ちゅうでんきん)|Gluteus medius muscle
小臀筋(しょうでんきん)|Gluteus minimus muscle
■股関節の筋肉の名称と図解
●腸腰筋群の英語名称・構造・部位詳細
大腰筋(だいようきん)|Psoas major muscle
小腰筋(しょうようきん)|Psoas minor muscle
腸骨筋(ちょうこつきん)|Iliacus
読みかた:ちょうようきんぐん
英語名称:iliopsoas
部位詳細:
腸骨筋|大腰筋|小腰筋
●内転筋群の英語名称・構造・部位詳細
大内転筋(だいないてんきん)|Adductor magnus muscle
長内転筋(ちょうないてんきん)|Adductor longus muscle
短内転筋(たんないてんきん)|Adductor brevis muscle
読みかた:ないてんきんぐん
英語名称:adductors muscles
部位詳細:
大内転筋|長内転筋|短内転筋|薄筋|恥骨筋
腸腰筋群(大腰筋・小腰筋・腸骨筋)および内転筋群(大内転筋・小内転筋・長内転筋短)は、骨盤と大腿骨をつなぐ股関節周辺の筋肉群で、球関節である股関節の複雑な動き(回内・回外・内旋・外旋・内転・外転)をつかさどっています。
臀筋群や股関節周辺のインナーマッスルを鍛える方法としては、
体幹トレーニングが知られています。
▼詳細図説
【股関節周辺インナーマッスル】臀筋群・内転筋群・腸腰筋群の図解解説
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■大腿の筋肉の名称と図解
大腿四頭筋(だいたいしとうきん)|Quadriceps
読みかた:だいたいしとうきん
英語名称:quadriceps
部位詳細:
大腿直筋|外側広筋|内側広筋|中間広筋
起始:
腸骨下前腸骨棘・寛骨臼上縁|大腿骨大転子外側面・転子間線・殿筋粗面|大腿骨粗線内側唇|大腿骨前外側面
停止:
膝蓋骨上縁・脛骨粗面|膝蓋骨上外側縁・頸骨粗面|膝蓋骨上内側縁・脛骨結節|膝蓋骨・頸骨粗面
大腿四頭筋は太もも前面に位置する筋肉で、大腿直筋・外側広筋・内側広筋・中間広筋から構成され、人体のなかで最大の筋肉として知られています。膝関節を伸展させる働きのほか、脚を前に上げる作用や外転させる作用もあります。
大腿四頭筋を鍛える筋力トレーニングとしては、
バーベルスクワット、
シシースクワット、
レッグエクステンションなどが知られています。
大腿二頭筋(だいたいにとうきん)|Biceps femoris
半腱様筋(はんけんようきん)|Semitendinosus
半膜様筋(はんまくようきん)|Semimembranosus
読みかた:はむすとりんぐす
英語名称:hamstrings
部位詳細:
大腿二頭筋長頭|大腿二頭筋短頭|半膜様筋|半腱様筋
起始:
坐骨結節|大腿骨粗線外側唇・外側筋間中隔|坐骨結節|坐骨結節内側面
停止:
腓骨頭|腓骨頭|脛骨内側顆・斜膝窩靭帯|脛骨粗面内側
これらの筋肉群を総称してハムストリングスと呼び、膝関節を屈曲させる働きと脚を後ろに上げる作用があります。
ハムストリングスを鍛える筋力トレーニングとしては、
ブルガリアンスクワット、
レッグカールなどが知られています。
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■下腿の筋肉の名称と図解
下腿三頭筋(かたいさんとうきん)|Triceps surae muscle
読みかた:かたいさんとうきん
英語名称:triceps muscle of calf
部位詳細:
腓腹筋外側頭|腓腹筋内側頭|ヒラメ筋
起始:
大腿骨外側上顆|大腿骨内側上顆|腓骨頭・脛骨後面
停止:
踵骨隆起|踵骨隆起|踵骨隆起
下腿三頭筋は足首を屈曲させる下腿屈筋群の名称で、腓腹筋とヒラメ筋から構成されています。また、その拮抗筋として脛部には前脛骨筋・長趾伸筋・第三腓骨筋・長母趾伸筋から構成される下腿伸筋群があります。
前脛骨筋(ぜんけいこつきん)|Tibialis anterior muscle
前脛骨筋は下腿三頭筋の拮抗筋として働き、つま先を背屈させる作用があります。
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■手指の筋肉の名称と図解
手指には、短掌筋、小指外転筋、短小指屈筋、小指対立筋、虫様筋、背側骨間筋、掌側骨間筋、母指内転筋、短母指外転筋、短母指屈筋、母指対立筋と呼ばれる筋肉があり、手の平や指の動きをつかさどっています。
■顔の筋肉の名称と図解
顔の筋肉には、浅頭筋、耳介筋、眼瞼筋、鼻筋群、口筋、咀嚼筋、頭筋膜などがあり、顔面の動きをつかさどっています。
■首の筋肉の名称と図解
首の筋肉には、広頸筋、胸鎖乳突筋、前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋、最小斜角筋、前頭直筋、頭長筋、頸長筋、外側頭直筋などがあり、頭部を動かしています。
■足の筋肉の名称と図解
足の筋肉には、足背筋、中足筋、母趾球筋、小趾球筋などがあり、つま先を動かしています。
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【筋肉名称デジタル図鑑】各部位(胸筋・背筋・肩・腕・腹筋・脚)の名前・作用・筋トレ方法
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■筋肉の種類と骨格筋の種類
●筋肉は平滑筋・心筋・横紋筋(主に骨格筋)の三種類
筋肉には平滑筋・心筋・横紋筋があり、それを一覧にすると下記のようになります。
○骨格筋
・横紋筋…全て随意筋
○内蔵筋
・横紋筋…舌や咽頭などの随意筋
・横紋筋…横隔膜や食道など不随意筋
・平滑筋…消化管や血管など不随意筋
・心筋……心臓を構成する不随意筋
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【筋肉の種類|横紋・平滑・心筋】見せる筋肉・使える筋肉とはなにか?
●骨格筋は短瞬発筋(FG)・長瞬発筋(FO)・持久筋(SO筋)の三種類
骨格筋は、その筋収縮力と持続時間により下記の三種類に分けることができます。それぞれの名称と特性は以下の通りです。
○短瞬発筋(FG筋:FastGlycogen|筋繊維TYPE2b)
短瞬発筋はグリコーゲンをエネルギー源にする速筋で、10秒以下の非常に強い筋力をになっている筋肉です。鍛えることにより強く筋肥大する性質があります。
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【太く逞しい筋肉の付け方】速筋のなかでもFG筋(グリコーゲン消費速筋)を鍛える
○長瞬発筋(FO筋:FastOxygen|筋繊維TYPE2a)
長瞬発筋は酸素をエネルギー源にする速筋で、30~60秒程度の強くて持続的な筋力をになっている筋肉です。鍛えるとやや筋肥大する性質があります。
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○持久筋(SO筋:SlowOxygen|筋繊維TYPE1)
持久筋は酸素をエネルギー源にする遅筋で、数分以上の持続的な筋収縮をになっている筋肉です。鍛えても筋肥大はおこさず筋密度が上昇する性質があります。
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■体幹インナーマッスルの種類
●インナーマッスルとは表層筋の下の深層筋
体幹インナーマッスルとは、体幹=胴体の表層にある筋肉(アウターマッスル=大胸筋・僧帽筋・広背筋など)よりもさらに深層にある筋肉で、脊柱・肋骨・肩甲骨・骨盤など体幹の骨格に直接接合しています。
骨格自体を大きく動かす表層筋に対し、体幹インナーマッスルは姿勢制御や姿勢維持に大きな働きをする静的作用のある筋肉です。以前は、スポーツ競技などでは表層筋(アウターマッスル)に比べると軽視されがちでしたが、近年では表層筋の動作の安定にも大きな役割るがあるとされ、体幹インナーマッスルのトレーニングも盛んになってきています。
その主な筋肉の種類は以下の通りです。
○胸部周辺インナーマッスル:小胸筋・前鋸筋・外肋間筋・内肋間筋など
○肩甲骨周辺インナーマッスル:回旋筋腱版(棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋)・大円筋など
○背部インナーマッスル:肩甲拳筋・菱形筋・長背筋群(最長筋・脊柱起立筋・棘筋・回旋筋など)
○腹部インナーマッスル:内腹斜筋・腹横筋など
○股関節周辺インナーマッスル:腸腰筋群(大腰筋・小腰筋・腸骨筋)・内転筋群(大内転筋・小内転筋・長内転筋・短内転筋)など
さらに詳しい体幹インナーマッスルの名称と図解解説は下記のページをご参照jください。
▼詳細図説
【体幹インナーマッスル図鑑】体幹トレーニングで鍛える深層筋を詳しく図解で解説
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