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    【クワガタ飼育方法完全版】成虫の越冬方法や幼虫の菌糸ビン飼育まで完全紹介

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    クワガタムシの成虫の飼育方法や越冬方法、幼虫の菌糸ビン飼育や発酵マット飼育に関して詳しくまとめました。合わせて、日本や世界の数多くのクワガタを大紹介します。

    ■目次


    ■クワガタってこんな昆虫
    ■クワガタ成虫の飼育・越冬方法
    ■クワガタ幼虫の菌糸ビン飼育
    ■クワガタ幼虫の発酵マット飼育
    ■日本のクワガタ大紹介
    ■世界のクワガタ大紹介

    ■クワガタってこんな昆虫


    ●コウチュウ目クワガタムシ科の人気昆虫




    クワガタムシは、コウチュウ目クワガタムシ科に属する昆虫で、その勇ましい外見から、カブトムシと並び子供から大人まで高い人気を誇っています。クワガタムシの成虫は比較的飼育しやすいことから、古くから飼育されてきましたが、近年では菌糸ビンなどの幼虫飼育の技術が普及し、家庭でも累代飼育・大型個体作出を楽しむ人も少なくありません。

    世界でおよそ1500種類が知られており、日本では39種が分布しています。全種種類数の2/3が東南アジア地域に集中しており、カブトムシの多産地域である南米地域にはほとんど分布していません。生物分布的には、アメリカのカブトムシ、アジアのクワガタムシという勢力分布図になっています。

    クワガタムシは大きく二つのグループに分けられます。一つはオオクワガタやヒラタクワガタに代表されるドルクス属で、このグループの幼虫は菌糸のまわった朽木を好み、成虫は黒一色で数年の寿命があります。一方、ドルクス属以外のクワガタはカラフルであったり奇抜な形をしているものも多く、幼虫は黒く発酵した朽木を好み、成虫の寿命は数ヶ月というのが特徴です。

    ●ドルクス属の主なクワガタ

    ドルクス属の主なクワガタは、オオクワガタ、ヒラタクワガタ、コクワガタ、アカアシクワガタの各種で、東南アジアを中心にアジア地域に集中的に分布しています。

    ●ドルクス属以外の主なクワガタ

    ドルクス属以外の主なクワガタは、ミヤマクワガタ、ノコギリクワガタ、フタマタクワガタなどの各種でヨーロッパからアジアのユーラシア大陸全体に広く分布しており、ニジイロクワガタやパプアキンイロクワガタなどオセアニアにも分布しています。

    ■クワガタ成虫の飼育・越冬方法


    ●どのクワガタも基本飼育スタイルは同じ




    クワガタムシの成虫の飼育方法は国産・外国産、ドルクス属・非ドルクス属を含め、全ての種類がほぼ同じと考えてよいでしょう。




    ケースにマットを敷き、十分に朽ちた朽木をセットします。カブトムシと違い、マットに産卵することはほぼないので、マットは広葉樹マットでも針葉樹マットでもかまいません。コバエやダニを避けたいのなら針葉樹マットがおすすめですが、実際の生息地に準じて広葉樹マットを使用したほうが成虫にストレスが少なく、産卵数も向上する傾向にあります。




    なお、パプアキンイロクワガタはクワガタとしては珍しく、マット産卵ですので、当該種の飼育に関してのみは広葉樹発酵マットを使用します。




    成虫の餌に関してはカブトムシ以上にシビアで、ホームセンターなどで売られている低価格・低栄養のゼリーでは成虫の寿命が短くなるだけでなく産卵数も大幅に減少しますので、高タンパク質でアミノ酸配合のものをおすすめします。

    また、ゼリー以外にもコガネムシの幼虫などを採集してきてメス個体に与えると大きく強い卵を産卵させることが可能です。




    なお、ドルクス属の成虫は寿命が長く2~3年も生きます。国産の種類・オオクワガタやヒラタクワガタは冬期は北側の土間などで完全に冷たくして越冬させます。熱帯アジア産のものは低温に弱く冬眠できないので、マットヒーターで加温して越冬させてください。

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    ■クワガタ幼虫の菌糸ビン飼育


    ●ドルクス属を大きく育てるには菌糸ビンが必須





    夏の高温期が終わる頃には、成虫の飼育ケースにセットしておいた朽木に産卵が行なわれています。10月頃にはある程度の大きさに幼虫が成長していますので、潰さないように丁寧に朽木を割り、幼虫を取り出します。この時に素手で扱うと雑菌感染を起こし、死亡の原因となりますので、スプーンなどで取り扱ってください。

    ドルクス属の幼虫は発酵マットでも育ちますが、小さな成虫にしかなりません。やはり、迫力のある大型個体を作出するのならば菌糸ビンを使用することになります。また、非ドルクス属ですがニジイロクワガタ幼虫も菌糸ビン飼育に適合しています。

    朽木から取り出した幼虫を菌糸ビンに移し、後は放置するだけでドンドン大きくなります。なお、熱帯アジア産の幼虫は寒さに弱いので成虫飼育と同様にマットヒーターで加温する必要があります。

    加温の温度が25度程度の高温ですと約一年で成虫になりますが、大型にはなりません。20度程度の低めの加温で2年をかけて成虫にしたほうが確実に大型個体になります。

    目安として、一年で成虫になる場合は標準の1.4リットル菌糸ビン一本で十分ですが、2年をかけて大きくする場合は菌糸ビンを途中で交換し、2~3本を使用することになります。

    ■クワガタ幼虫の発酵マット飼育


    ●菌糸ビン飼育の食べかすが最適






    ドルクス属とニジイロクワガタ以外の非ドルクス属クワガタ幼虫は菌糸を消化吸収できないため、菌糸ビンでは育ちませんので注意してください。これらの幼虫飼育には発酵マットを用いますが、ベストは菌糸ビン飼育で使い終わった黒くなった食べかすの使用です。ドルクス属もあわせて飼育している場合は是非とも利用しましょう。

    なお、クワガタの幼虫は共食いを起すこともあるので、発酵マットはビンに詰め、一匹ずつ幼虫を育てるようにするのが安全です。また、加温方法などについては菌糸ビン飼育の場合と同様です。


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    ■日本のクワガタ大紹介


    ●オオクワガタ






    オオクワガタは、日本では最大級のクワガタムシで野生個体の生息が危ぶまれており、絶滅危惧II類に引き上げられています。ただし、人工での飼育方法が確立されており、飼育人口も多いことから種としての絶滅の危機にはなく、多くの累代繁殖個体が流通しています。

    ●ヒラタクワガタ






    ヒラタクワガタは国内ではオオクワガタに次いで大型の種で、飼育されている数も少なくありません。なかでも人気が高いのが沖縄産の亜種・サキシマヒラタクワガタです。

    ●コクワガタ


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    コクワガタは国産ドルクス属クワガタの普通種で、夏場に採集することも容易です。菌糸ビンを使って幼虫を育てると、コクワガタとは思えないほど大きく成長します。

    ●スジクワガタ


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    スジクワガタは国産ドルクス属で最小の種類です。菌糸ビンで幼虫を育てるとかなり立派になります。

    ●アカアシクワガタ


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    アカアシクワガタはやや標高の高い場所に分布している日本産ドルクス属クワガタの一種で、脚の付け根が赤いのが特徴です。

    ●ノコギリクワガタ


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    ノコギリクワガタは日本の雑木林に普通の種で、飼育半鐘雲容易なためペットとしても多くが流通しています。幼虫の飼育には発酵マットを使用します。

    ●ミヤマクワガタ




    ミヤマクワガタはやや標高の高い雑木林に生息する非ドルクス属のクワガタです。成虫の飼育は高温に注意すれば可能ですが、産卵と繁殖はかなりの高難易度となります。

    ■世界のクワガタ大紹介


    ●スマトラヒラタクワガタ






    世界最大のクワガタムシとしてきわめて高い人気を誇っているのがスマトラヒラタクワガタです。非常に気性が荒く、挟む力も強いので取り扱いには要注意です。※ドルクス属

    ●アルキデスヒラタクワガタ




    アルキデスヒラタクワガタは独特の大顎の形が人気のヒラタクワガタの一種です。※ドルクス属

    ●ダイオウヒラタクワガタ




    ダイオウヒラタクワガタは水牛の角のような曲がった大顎が特徴のヒラタクワガタの一種です。※ドルクス属

    ●ギラファノコギリクワガタ




    ギラファノコギリクワガタは世界最長のクワガタで、なかでもフローレス島産の個体は120mmを超えます。※非ドルクス属

    ●マンディブラリスフタマタクワガタ




    マンディブラリスフタマタクワガタは、その戦闘的な独特のフォルムが高い人気を誇っています。※非ドルクス属

    ●ニジイロクワガタ




    ニジイロクワガタは世界で最も美しいといわれるオセアニア産のクワガタです。非ドルクス属ですが幼虫は菌糸ビンで育てると大型個体になります。

    ●パプアキンイロクワガタ






    パプアキンイロクワガタは加温さえすれば、短いサイクルで年中繁殖を繰り返し、コガネムシ感覚で飼育できる種類です。気性もおとなしく小さいので、大型ケースに発酵マットを入れてドンドン増やすことができます。カラーバリエーションも個体により豊富で、金色~緑色~青色とさまざまな色の個体の作出が楽しめます。

     

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