【木星】太陽系第五惑星を映像で紹介|おすすめ望遠鏡や関連グッズも



    太陽系第五番目にして最大の惑星である木星について、探査機がとらえた映像を交えつつ解説するとともに、関連グッズもご紹介します。


    ■木星の概要





    木星は太陽系の内側から5番目の軌道を周回している惑星で、太陽系の8つの惑星のなかでも大きさ・質量ともに最大となる惑星です。その大きさを地球と比べると、直径で11倍、体積で1321倍、質量は500倍と計算されています。

    木星はガスが主成分の惑星で、同様な構成の土星とともに巨大ガス惑星(木星型惑星)と呼ばれています。




    木星の中心は様々な物質が入り交じった中心核があり、そのまわりに分厚い水素ガスが取り囲んでいます。この組成は原始太陽のそれと同じであり、木星があと30%直径が大きければ、水素→ヘリウムという核融合反応が起こり、恒星になっていたと推測されています。

    ■木星の探査の歴史



    ※新探査機・ジュノーの木星接近想像図


    木星には他の惑星よりもはるかに多くの探査機が送り込まれてきました。それらは以下の通りです。

    ○これまでの木星探査機と再接近日

    パイオニア10号:1973年12月3日
    パイオニア11号:1974年12月4日
    ボイジャー1号:1979年3月5日
    ボイジャー2号:1979年7月9日
    ユリシーズ:1992年2月8日
    カッシーニ:2000年12月30日
    ニューホライズン:2007年2月28日
    ガリレオ:1995年7月~2003年9月の周回探査

    そして、2011年に打ち上げられた新探査機・ジュノーが2016年に木星に到着予定です。

    ■木星の大赤斑





    木星の外見の特徴として、地球上からでも天体望遠鏡で観測できる大赤斑があります。これは木星表面に発生した巨大な台風であると考えられており、少なくとも1600年頃から400年以上存在しています。

    なお、この大赤斑のなかに地球が2~3個収まるほどの巨大さです。

    ■木星の衛星





    木星には全部で51もの衛星が確認されていますが、このなかでも巨大なイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストの四衛星は地球上から天体望遠鏡でも視認でき、発見者にちなんでガリレオ衛星と呼ばれています。

    ■木星観察におすすめの望遠鏡


    木星観察のポイントは大赤斑と縞模様です。この二つを視認するためには大口径高倍率、赤道儀自動追尾が必要となります。





    【屈折式天体望遠鏡の比較】国内で入手できる主な機種を口径別に比較

    Kepler.png

    メンテナンスが容易なことや小口径のものは比較的安価なことから、初心者の入門用としての需要が高いのが屈折式望遠鏡です。しかし、逆に口径10cmを超え、写真撮影用に補正レンズも精密に組み込まれたものは非常に高額になり、上級者向けと言えます。そんな屈折式望遠鏡を口径クラス別(5cm・7cm・10cm)とメーカー別(ビクセン・ケンコートキナー・身ザールテック・ミード)にピックアップしご紹介します。なお、仕様詳細については各リンク先でご確認ください。


    ■5cmクラス屈折式天体望遠鏡


    ショッピングセンターや量販店で安価に販売されているのがこちらのような5cmクラスです。性能的には月のクレーター観察や明るいM42星雲など一部の観察対象に限られてきますが、天体に興味を持つきっかけとしては値段を考えると悪くはないでしょう。











    ■70cmクラス屈折式天体望遠鏡


    もっともラインアップが多いのがこのクラスです。二枚組の補正レンズが組み込まれた「アクロマート」と三枚組の補正レンズが組み込まれた「アポクロマート」があり、性能と価格が異なります。また、色収差の少ない蛍石(フローライト)が対物レンズに使われたものは、かなりの高額になってきます。















    ■10cmクラス屈折式天体望遠鏡


    このクラスは非常に高額になってきますが、反射式望遠鏡の欠点であるコマ収差(周辺部での画像のゆがみ)を避ける、天体写真撮影を主に行っている上級者に必須のクラスです。







    【天体望遠鏡の選び方】に戻る≫

    【反射式天体望遠鏡の比較】国内で入手できる主な機種を口径別に比較

    Newtontelescope.png

    反射式望遠鏡は屈折式望遠鏡に比べ大口径化のコストパフォーマンスに優れ、色収差もないことから人気のタイプで、中級者以降のメイン鏡筒として普及しています。国内で一般的に入手可能な反射式望遠鏡を口径別(10cm・13cm・15cm・20cmクラス)とメーカー別(ビクセン・ケンコートキナー・身ザールテック・ミード)にピックアップしご紹介します。なお、仕様詳細については各リンク先でご確認ください。


    ■10cmクラス反射式望遠鏡


    10cmクラスの反射望遠鏡は中級機種のエントリー機種として、また、上級者のサブ鏡筒として人気です。









    ■13~15cmクラス反射式天体望遠鏡


    反射式天体望遠鏡でもっともニーズが多いのがこのクラスです。口径の大きさ=性能と大きさの=使いやすさのバランスが優れているクラスで、中級者のメイン鏡筒として人気です。











    ■20cmクラス反射式天体望遠鏡


    一般ユースの反射式天体望遠鏡としてはハイエンドクラスとなるのが20cmクラスです。かなり高額になってきますが、10cmクラスの4倍の解像度を持つ能力は魅力です。





    【天体望遠鏡の選び方】に戻る≫

    【火星】太陽系第四惑星を映像で紹介|おすすめ望遠鏡や関連グッズも

    800px-Mars_Valles_Marineris.jpeg

    太陽系第四惑星の火星について、探査機の映像をまじえて解説するとともに、関連グッズもご紹介します。



    Mars_Earth_Comparison.png


    火星は地球の一つ外側を周回する太陽系第四惑星で、地球によく似た構造をしています。直径は3,396kmで地球の約半分、質量は1/10ほどです。

    火星には薄い大気があり、水(氷として存在)の存在も確認されています。また、火星の自転軸は公転面に対して25度程度傾いていることから、地球と同様に四季の変化があるも知られています。

    800px-Mars_atmosphere.jpg


    火星は赤い星として知られていますが、この色は表面の岩石や砂が多くの赤錆(酸化鉄)を含むことに由来しています。また、地表には大小のクレーター、火山、峡谷といった地形が見られるほか、かつて水が流れて浸食されたような地形も確認されています。

    Spirit_Mars_Silica_April_20_2007.jpg


    こちらは、無人探査機のスピリット号から送られてきた火星の地表の様子です。

    赤い砂の大地に大小の岩石が転がった風景が広がっています。

    ■火星探査機スピリット号


    1024px-Spirit_PIA03230.jpg


    数多くの火星の画像を送った探査機・スピリット号は、その正式名称を「マーズ・エクスプロレーション・ローバーA」というNASAの火星無人探査車です。

    スピリット号は、火星探査計画である「マーズ・エクスプロレーション・ローバー計画」の一環として2003年6月10日に打ち上げられ火星に送られました。その後、2004年1月3日には火星の「グセフクレーター」に着陸、探査を開始しました。

    当初の計画では、スピリット号の活動予定は3ヶ月間とされていましたが、予想外に耐久性を発揮し、2004年から2010年の通信途絶まで実に6年以上にもわたり探査を続けました。

    この画像はCG合成画像ですが、赤い大地で太陽電池を動力源に探査を続けたスピリット号は、このような感じだったのでしょう。

    800px-PIA08440-Mars_Rover_Spirit-Volcanic_Rock_Fragment.jpg


    こちらは、スピリット号から送られてきた火星の岩石の映像です。

    Dust_Devil_on_Mars.jpg


    また、この映像に写されたように、火星には大気があり、時に砂嵐が起こることも実証されました。

    ■火星観察におすすめの望遠鏡


    火星は極部の極冠を観察できるかどうかが問題です。大口径中倍率での観察になりますので、赤道儀は必須です。







    【金星】太陽系第二惑星を映像で紹介|おすすめ望遠鏡や関連グッズも



    金星は地球と大きさや組成が近く、地球の兄弟星とも言われています。しかし、分厚い二酸化炭素に覆われた地表の様子は全く異なっています。そんな、太陽系第二惑星を画像・動画・映像をまじえて解説するとともに、関連グッズもご紹介します。

    ■金星の概要


    ・地球とほぼ同じ大きさ




    金星の直径は6,052kmと地球の約95%で、質量も地球の82%とほぼ同じ大きさをしています。また、内部構造も瓜二つで、地表の下にはケイ酸塩から構成されたマントルを持つとともに、鉄とニッケルからなる核を持っています。

    ・分厚い二酸化炭素に覆われ高温の地表




    ※パイオニア・ヴィーナス1号が撮影した金星の雲


    金星には地球と同じく大気があります。しかし、そのほとんどは二酸化炭素から構成されており、温室ガス効果により太陽熱が放散されにくいため、地表は460℃もの高温となっています。

    ・灼熱の地表





    また、大気中には硫酸の雲が発生し、硫酸の雨が降りますが、地表が高温のため地表に降り注ぐ前に蒸発し再び雲を形成すると考えられています。

    ・満ち欠けをする金星





    金星は地球よりも内側の軌道を周回しているため、地球・金星・太陽の位置関係により月の様に満ち欠けして見えます。

    また、明け方に太陽より先に昇る位置関係のものを「明けの明星」、夕方に太陽より遅れて沈む位置関係のものを「宵の明星」と呼びます。

    ■パイオニア・ヴィーナス計画で撮影された金星の様子




    金星探査計画であるパイオニア・ヴィーナス計画の探査機1号機と2号機は1978年に打ち上げられ、金星軌道到達から十数年にわたり金星の様子を探査しました。




    こちらは、探査機1号機のパイオニア・ヴィーナス・オービターです。






    これらの写真はパイオニア・ヴィーナス探査機により撮影された金星の地表の様子です。吹き出した溶岩が円形の丘を形成しています。

    ■金星観察におすすめの望遠鏡


    金星は表面の雲の反射が強く、その模様などは観察することができません。小口径低倍率でも満ち欠けは観察できるので、小口径屈折式望遠鏡+経緯台で十分でしょう。